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日本人が生命保険を世界で一番好きな背景


保険大国と呼ばれる日本。なぜ、日本人はこんなにも多くの人が多額の生命保険に入るようになったのでしょうか。
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国際的にずば抜けて高い水準

日本人がいかに生命保険好きか? 各国がその経済規模と比べて、どれだけ生命保険に入っているかという「保障額の大きさ」について、個人保険の保障総額を名目GDPで割った「マクロ保障倍率」というデータをみてみましょう。

アメリカやイギリスのマクロ保障倍率は、名目GDPに対してほぼ1倍程度であるのに対して、少し古いデータですが2003年時点で日本のマクロ保障倍率は、民間生命保険会社で約2倍。これに簡易保険・JA共済といった民間以外で保険商品を提供している主体を加えると約3倍となっており、国際的にみてずば抜けて高い水準にあることがわかります(参考:『生命保険業の新潮流と将来像』久保英也著)。

過剰に保護された保険業界

日米を比べると、アメリカでは早くから生命保険業界が銀行・証券・投資信託などとの厳しい競争にさらされたため、生命保険業界が必ずしも、十分にシェアを高めることができませんでした。

これに対して日本では、銀行・証券・保険の相互参入を認めず、業界別の縦割り行政で保護される中、生命保険は税優遇を初めとするメリットを与えられたため、拡大する家計所得や個人金融資産を取り込むことに成功しました。金融自由化の遅れが生命保険業界を肥大化させたのです。

遅れた女性の社会進出

アメリカでは女性の社会進出により生命保険のニーズが低くなり、代わって個人年金の販売が進んだのに対して、日本では女性の労働力率が停滞し、一家の大黒柱を失った時のための死亡保障のニーズが強く残りました。すなわち、女性の社会進出が進まなかったことが、日本の巨大な保障市場を生んだのです。

生命保険会社の戦略

もっとも、現在では3倍近い開きがあるマクロ保障倍率も、1970年以前は日・米・英でほぼ同水準でした。日本における生命保険の保障総額は70年代以降、急速に拡大していったのです。つまり日本人の「生命保険好き」は、国民性に根差したものというより、ここ40年くらいの傾向に過ぎません。ではこの時期になぜ、日本で生命保険の保障の大型化が進んだのでしょうか。答えは、規模の拡大に走る保険会社の戦略にありました。

70年代以前は、生命保険の主力商品は貯蓄性の高い「養老保険」でした。それが1970年代から90年ごろの間に、貯蓄部分を薄くし、死亡保険金が満期保険金の10倍、20倍といった、高倍率の保障性の商品が数多く販売されるようになりました。規模拡大に走る生命保険会社側の戦略的な意図に、核家族化で世帯の稼ぎ手がひとりとなり、遺族補償ニーズが拡大した各家庭が乗ったのです。

生命保険会社は営業職員の高い販売コストを賄うために、収益性が高い商品を売り続ける必要がありました。貯蓄性の商品と保障性の商品を比べたとき、払い込む保険料は同じでも、利益は後者の方が何倍にもなります。100万円の貯蓄性商品を売っても手数料はせいぜい数パーセントしかとれませんが、死亡保障であればかなりの割合の手数料がとれるのです。

つまり、日本人が元来「生命保険好き」だったというわけではなく、よりたくさんの手数料をとりたいと考える保険会社の販売戦略が、そうさせたのです。このようなことを背景に、日本人は結果的に生命保険に入り過ぎています。

生命保険の需要は減っている

しかし、社会は変わり始めています。夫婦共働きの世帯が増え、専業主婦と子供2人というのは、もはや標準世帯とは呼べなくなっています。一家の大黒柱が路頭に迷うのを防ぐ死亡保障の必要性は減っています。

また、未婚化、晩婚化などにより、子どもの数が減っています。これと合わせて必要な生命保険の金額も減少しているのです。必要のない保険を見直す、これが家計支出全般を見直すための大きなきっかけとなるでしょう。



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